Dr値(どぅるーち)とは?防音室・建具の遮音等級を徹底解説

Dr値(ドゥルー値)は、防音室・防音建具・防音扉などの製品単体の遮音性能を示す遮音等級です。複数の周波数帯(125Hz〜4000Hz)で測定したD値を総合的に評価した指標で、防音室のカタログスペックでよく使われます。

目次

Dr値とは

Dr値の定義

Dr値は、JIS A 4706(サッシの防音性能)などに基づいて定められた遮音等級です。125Hz・250Hz・500Hz・1000Hz・2000Hz・4000Hzの各周波数帯で測定したD値から、基準曲線に対する偏差を計算して総合等級を算出します。D値(室間音圧レベル差)の特定周波数版が「Dr値」とイメージすると理解しやすいです。

D値・Dr値・Lr値の違い

D値:建物の壁・床などの遮音性能(複数周波数の平均的評価)。Dr値:製品単体(防音室・建具・扉)の遮音等級(周波数別評価の総合値)。Lr値:床衝撃音の遮音等級(床衝撃に特化した評価)。詳細は D値の解説Lr値の解説 もご参照ください。

Dr値の基準と防音室選択

Dr値別の防音性能の目安

Dr-25:会話音が聞き取れる程度に低減。テレワーク・Web会議用途に最低限対応。Dr-30:ピアノ音が通常会話レベルまで低減。マンションでの楽器練習に基本的な対応。Dr-35:深夜の楽器演奏が隣戸に聞こえにくいレベル。集合住宅での本格演奏に推奨。Dr-40以上:スタジオ水準。プロレベルの演奏・録音に対応。

OTODASUシリーズのDr値

OTODASUシリーズ はモデルにより実用遮音量-25〜-30dBを実現しており、これはDr-25〜Dr-30に相当します。DX160は最高遮音性能モデルとして、より高いDr値を目標に設計されています。

Bo-On Room商品との関連

防音扉・遮音パネルへの応用

Dr値は防音扉(遮音ドア)の選択にも重要な指標です。静科 E-15/E-38 などの遮音材を既存の扉に追加することで、扉単体のDr値を向上させることができます。

DX145/DX160の選択基準

「Dr-25〜Dr-30で十分」→OTODASU DX145(コストバランス型)。「より高い遮音性能が必要」→OTODASU DX160(最上位・最大内寸)。用途・予算に応じた選択は 比較記事 をご参照ください。

よくある質問

Q1. Dr値はどこで確認できますか?

メーカーカタログ・公式Webサイトの仕様表に記載されています。記載がない場合は「実用遮音量○dB」という表記を確認してください。

Q2. Dr-30の防音室でギターアンプを使えますか?

ギターアンプのボリュームにより異なりますが、夜間に大音量で使用するのは難しいです。Dr-35〜Dr-40以上の防音室か、アンプシミュレーターとヘッドホン使用を推奨します。

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