かんき(換気)と防音の両立。給気口・排気口の遮音設計

防音室・防音工事における最大の盲点が「換気」です。気密性を高めるほど室内の空気環境は悪化し、二酸化炭素濃度上昇・湿度問題・酸素不足などのリスクが発生します。本記事では、防音と換気を両立させる設計方法、給気口・排気口の遮音処理、および換気システム選定のポイントを解説します。

目次

防音と換気の根本的な対立

気密性が遮音性能を決める

空気伝搬音の遮音性能は、室内の気密性に大きく依存します。隙間が多いほど音が漏れ、密閉度が高いほど遮音性能が向上します。しかし完全密閉は人間の居住空間として成立しないため、換気との両立が必須です。

長時間使用での健康リスク

密閉空間では1人で30分滞在するだけでCO2濃度が1000ppmを超え、頭痛・集中力低下を引き起こします。2時間以上の使用ではさらに3000ppm超に達することも。法的にも事務所衛生基準規則で1000ppm以下が望ましいとされています。

換気量の目安

一般的に、1人あたり毎時20〜30㎥の換気量が推奨されます。防音室の容積(例:3畳=4.5㎥)で計算すると、毎時4〜6回の換気が必要となります。

給気・排気口の遮音設計

サイレンサー(消音器)の活用

換気経路に消音器(サイレンサー)を設置することで、換気量を確保しつつ音漏れを最小化できます。直線サイレンサー、エルボー型、シェブロン型など、用途に応じて選定します。

屈曲経路で音を減衰

直管ダクトは音の通り道になりますが、ダクト内部に屈曲を設けることで反射と吸音材接触を増やし、音を減衰させます。最低90度を2回以上設けるのが目安です。

ダクト内の吸音処理

ダクト内側にグラスウール等の吸音材を貼ることで中高音域を吸収できます。市販の防音ダクト製品もあり、DIYで対応可能な範囲も広がっています。

OTODASUと換気の取り組み

換気ファン4基標準装備

OTODASU シリーズの多くは天井に換気ファン4基を標準装備し、長時間の使用でも快適な環境を維持します。エアコン26℃設定時、室内約27℃を維持する設計です。

長時間使用に適したFANモデル

長時間使用前提のテレワーク・配信用途には、 OTODASU DEKA FAN など換気強化モデルを推奨します。

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