近年のライブ配信ブームで、多くの人が配信を始めたいと考えているのではないでしょうか?しかし、いざ始めようと思っても、どんな機材を揃えればいいのか、初心者にはわからないことも多いはず。
そこで今回は、配信初心者の方に向けて、必要な機材セットをわかりやすく解説します。配信の種類別に必要な機材や選び方のポイント、おすすめの製品などを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

配信初心者におすすめの機材セット

配信初心者の方が、どんな機材を揃えればいいのかわからない、という悩みを解決するために、おすすめの配信機材セットを3つのレベルに分けてご紹介します。
1. スマホ配信セット(初心者向け)
スマホだけで手軽に配信を始めたいという方におすすめです。
- スマホ: 最近のスマホはカメラの性能が良いので、配信に十分活用できます。
- スマホスタンド: スマホを固定し、安定した配信をするために必要です。 配信部屋の状況に合わせて、適切なものを選びましょう。
- リングライト: 顔を明るく照らし、きれいに見せるために必要です。 瞳に光が入り、生き生きとした表情に見せる効果もあります。
レビュー: スマホ配信セットは、初期費用を抑えて配信を始めたい方から高い評価を得ています。手軽に始められるという点で人気ですが、画質や音質、配信の自由度といった点では、PCを使った配信に劣るという意見もみられます。
2. 配信入門セット(中級者向け)

PCを使った本格的な配信を始めたいという方におすすめです。
- ゲーミングPC: GALLERIA RM5C-R36 CPU、メモリ、GPUなど、配信に必要な性能を備えています。
- キャプチャーボード: Elgato Game Capture HD60 S 遅延が少なく、高画質・高音質でゲーム配信ができます。
- マイク: HyperX SoloCast 単一指向性で周囲の音を抑え、クリアな音声を届けます。
- ヘッドセット: Logicool G PRO X Dolby 7.1chサラウンドに対応し、ゲームの世界に没頭できます。
- 配信ソフト: OBS Studio 多彩な機能で、配信をカスタマイズできます。
- Webカメラ: ロジクール C922n フルHD対応で、高画質の映像を配信できます。
- オーディオインターフェース: YAMAHA AG-03 マイクの音質向上、BGMの挿入、エフェクトの追加などができます。
レビュー: 配信入門セットは、PC配信に必要な機材が一通り揃っているため、初心者の方でも安心して配信を始められると好評です。特に、音質や画質にこだわりたい方から高い評価を得ています。
3. プロ仕様配信セット(上級者向け)

さらに高品質な配信を目指したいという方におすすめです。
- ミラーレスカメラ: Sony α6400 高画質・高機能で、背景ぼかしなどの表現も可能です。
- キャプチャーボード: Elgato HD60 S+ 4K60fps HDR10パススルーに対応し、高画質・低遅延でゲーム配信ができます。
- マイク: Shure MV7 USB/XLR両対応で、高音質の音声入力が可能です。
- 照明: Aputure Amaranシリーズ 色温度調整が可能で、配信の雰囲気に合わせたライティングができます。
- 配信機材: 高性能PC CPU: Intel Core i7またはRyzen 7以上、GPU: NVIDIA RTX 3060以上、メモリ: 16GB以上
- 配信スイッチャー: Blackmagic Design ATEM Mini 複数カメラや映像ソースをスムーズに切り替えられます。
レビュー: プロ仕様配信セットは、高価な機材が多く、導入のハードルは高いですが、その分、高品質な配信を実現できると好評です。
配信の種類と必要な機材
配信には、ゲーム実況、歌ってみた、雑談など、様々な種類があります。それぞれに必要な機材も異なるため、まずは自分がどんな配信をしたいのかを明確にしましょう。
1. ゲーム実況

ゲーム実況に必要な機材は以下の通りです。
- パソコン: 配信ソフトを動かすために必要です。CPUやメモリ、グラフィックボードなど、ある程度のスペックが必要です。 ノートパソコンでも配信は可能ですが、デスクトップパソコンの方が性能が高く、安定した配信がしやすいでしょう。 ゲーム実況では、PCゲームのプレイと配信を同時に行うため、PCへの負荷が大きくなります。そのため、高スペックなゲーミングPCがおすすめです。
- キャプチャーボード: 家庭用ゲーム機などの映像をパソコンに取り込むために必要です。 解像度やフレームレート、パススルー機能の有無などを確認して選びましょう。
- マイク: 自分の声をクリアに届けるために必要です。ヘッドセットでも良いですが、音質にこだわるならコンデンサーマイクがおすすめです。
- ヘッドホン: ゲーム音を聞きながら実況するために必要です。周りの音を遮断できるノイズキャンセリング機能付きのものがおすすめです。 サラウンド機能がついていると、ゲーム内の音がどの方向から聞こえるのかがわかりやすくなるため、FPSやTPSなどのゲームに役立ちます。
- 配信ソフト: ゲーム画面や自分の声を配信するために必要です。無料で使えるOBS Studioがおすすめです。 有料の配信ソフトには、DirectXツールを使用したゲーム録画とデスクトップ画面の録画切り替えができるBandicamなどがあります。
- Webカメラ: 顔出し配信をする際に必要です。画質やフレームレート、オートフォーカス機能の有無などを確認して選びましょう。
- 照明: 明るい映像を配信するために必要です。 特に顔出し配信をする場合は、リングライトがあると便利です。
2. 歌ってみた
歌ってみたに必要な機材は以下の通りです。
- マイク: 歌声をクリアに録音するために必要です。コンデンサーマイクがおすすめです。
- オーディオインターフェース: マイクの音声を入力し、パソコンに送るために必要です。 ファンタム電源の有無や音質などを確認して選びましょう。オーディオインターフェースを使うことで、高音質・高価なマイクが使用できるようになります。
- ヘッドホン: 自分の歌声をモニターしながら録音するために必要です。 密閉型のモニターヘッドホンを使うことで、自分の歌声を正確に聞き取ることができ、音程のズレやリズムの乱れに気付きやすくなります。
- マイクスタンド: マイクを固定し、安定した録音をするために必要です。 ストレートタイプ、ブームタイプ、アームタイプなど、様々な種類があります。
- ポップガード: 破裂音や息の音を抑えるために必要です。 布製と金属製があります。
- 録音ソフト: 歌声を録音するために必要です。
- 照明: 明るい映像を配信するために必要です。
3. 雑談
雑談に必要な機材は以下の通りです。
- マイク: 自分の声をクリアに届けるために必要です。
- Webカメラ: 顔出し配信をする際に必要です。
- 配信ソフト: 自分の声や映像を配信するために必要です。
- 照明: 明るい映像を配信するために必要です。
配信機材の選び方

配信機材を選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。
- 予算: 配信機材はピンキリです。自分の予算に合わせて、必要なものを選びましょう。
- 音質: マイクやオーディオインターフェースは、音質が重要な要素です。レビューなどを参考に、音質の良いものを選びましょう。
- マイクの種類: マイクには、ダイナミックマイクとコンデンサーマイクの2種類があります。 ダイナミックマイクは、頑丈で扱いやすく、周囲の音を拾いにくいという特徴があります。コンデンサーマイクは、感度が高く、繊細な音まで拾うことができます。 自分の配信内容に合わせて、適切なマイクを選びましょう。
- 画質: Webカメラは、画質も重要な要素です。解像度やフレームレートなどを確認して選びましょう。
- カメラの種類: Webカメラ以外にも、一眼レフカメラ、ミラーレスカメラ、ビデオカメラなど、様々なカメラを配信に使用することができます。 画質や機能、価格などを比較して、自分に合ったカメラを選びましょう。
- 使いやすさ: 初心者の方は、特に使いやすさに注目しましょう。直感的に操作できるものがおすすめです。
- 互換性: 購入前に、各機材の互換性を確認しましょう。 特に、パソコンと接続する機材は、対応OSなどを確認することが重要です。 また、キャプチャーボードと配信ソフトの互換性も確認しておきましょう。
- ネット回線: 安定した配信を行うためには、高速で安定したインターネット回線が必要です。 光回線など、安定した回線を選びましょう。
- カメラスタンド: カメラを固定するために必要です。 卓上タイプ、アームタイプ、三脚タイプなど、様々な種類があります。配信内容や設置場所に合わせて選びましょう。
- ケーブル: 機材同士を接続するために必要です。 高品質なケーブルを使うことで、ノイズを減らし、音質や画質を向上させることができます。
- 電源: 複数の機材を使う場合は、電源タップがあると便利です。 また、電源の容量にも注意しましょう。
配信機材セットの価格比較
配信機材セットは、様々なメーカーから販売されています。ここでは、代表的な配信機材セットの価格を比較してみましょう。
セット名 | 価格 | 内容 |
---|---|---|
スマホ配信セット | 約3万円 | スマホ、スマホスタンド、リングライト |
配信入門セット | 約10万円 | ゲーミングPC、キャプチャーボード、マイク、ヘッドセット、配信ソフト、Webカメラ、オーディオインターフェース |
プロ仕様配信セット | 約20万円以上 | ミラーレスカメラ、キャプチャーボード、高性能コンデンサーマイク、プロ仕様のソフトボックスライト、高性能PC、配信スイッチャー |
複数カメラ配信
2台以上のカメラを使って配信することで、より臨場感のある映像を届けることができます。
複数カメラ配信を行う場合は、配信スイッチャーがあると便利です。 配信スイッチャーを使うことで、複数のカメラの映像を簡単に切り替えることができます。
また、外部コントローラーや自動スイッチングなどの方法を使うことで、アングルの切り替えをスムーズに行うことができます。
配信をもっと楽しく
配信をもっと楽しくするために、ボイスチェンジャーを使ってみるのも良いでしょう。 ボイスチェンジャーを使うことで、声を変えることができます。
ボイスチェンジャーには、無料で使えるソフトやサイトなど、様々なものがあります。
配信の始め方
配信機材を揃えたら、いよいよ配信を始めましょう。
配信を始めるには、以下の手順が必要です。
- 配信プラットフォームを選ぶ: YouTube、Twitch、ニコニコ生放送など、様々な配信プラットフォームがあります。自分に合ったプラットフォームを選びましょう。
- アカウントを作成する: 配信プラットフォームでアカウントを作成します。
- 配信ソフトを設定する: 配信ソフトで、マイク、カメラ、ゲーム画面などの設定を行います。
- 配信を開始する: 配信ソフトで配信を開始します。
まとめ
今回は、配信初心者の方に向けて、必要な機材セットについて解説しました。
配信を始めるには、まずどんな配信をしたいのかを決め、それに必要な機材を揃えましょう。
今回紹介した機材セットや選び方のポイントを参考に、自分にぴったりの機材を揃えて、ライブ配信を始めてみて下さい。
配信を始めるにあたって、予算、配信内容、自分のレベルに合った機材を選ぶことが重要です。
また、機材同士の互換性や、インターネット回線、電源なども考慮する必要があります。
今回の記事が、これから配信を始めようとしている方の参考になれば幸いです。
参照:
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